第12回Fish-1グランプリ2026、12月6日はお台場で魚三昧

12月6日(日)、お台場に全国の魚が集まります。
しかも、ただ集まるだけじゃない。食べて、投票して、日本一を決めるんです。
「Fish-1グランプリ」、聞いたことありますか。漁師さんが「これがうちの自慢だ」と胸を張る魚や、市場ではなかなか値がつかない「低未利用魚」を使った料理が全国から集結して、来場者の一票でグランプリが決まる。要するに、魚の祭典です。
魚介レシピのメディアをやっている身としては、一年でいちばんそわそわする日かもしれません。今回はその第12回(2026年度)について、公式サイトの情報をもとに「いつ・どこで・何が起きるのか」を整理しておきます。読み終わる頃には、たぶんカレンダーを開きたくなっているはずです。
そもそもFish-1グランプリって何なの?
ざっくり言うと、「まだ知られていない日本の魚に、思いっきりスポットライトを当てる祭り」です。
主催は国産水産物流通促進センター構成員 全国漁業協同組合連合会(JF全漁連)。2013年度にスタートして、2026年度でなんと12回目。けっこう歴史あるんです。
公式サイトには、こんな一文が載っています。
> 今まで食べたことがなかった水産物に出会い、おいしさを知ってほしい。そして、知られざる国産水産物を使った料理や商品が新しい名物になって、地域の観光や産業の活性化につながってほしい。
>
> ── 第12回 Fish-1グランプリ 公式サイトより(https://pride-fish.jp/F1GP/index.html)
いいですよね、この動機。
そしてここが肝心なんですが、勝敗を決めるのは審査員だけじゃありません。書類審査を勝ち抜いた団体が会場で料理を出して、それを食べたお客さん、つまり私たちが投票する。その票と審査委員の採点を合わせて各賞が決まります。
観に行くんじゃない。審査しに行くんです。この立場、ちょっとワクワクしませんか。
ちなみに2020年度と2021年度はオンライン開催でした。会場でわいわいやれるのは、当たり前のことじゃないんですよね。
日程と場所、まずここだけ押さえて
はい、いちばん大事なところです。
| 項目 | 内容 |
| --- | --- |
| 名称 | 第12回 Fish-1グランプリ(2026年度) |
| 開催日 | 2026年12月6日(日)10:00〜17:00(予定) |
| 会場 | お台場青海地区P区画特設会場(東京都江東区青海1-1-16) |
| 主催 | 国産水産物流通促進センター構成員 全国漁業協同組合連合会 |
| 同時開催 | SAKANA & JAPAN FESTIVAL(魚ジャパンフェス)2026 in お台場 |
去年の第11回は3年ぶりの日比谷公園開催でしたが、今回はお台場に移ります。青海地区P区画、魚ジャパンフェスでおなじみのあの広いエリアです。
そして声を大にして言いたいのが、日曜1日限りということ。「来週でいいや」が通用しません。12月6日、いま予定を空けておいてください。
隣で魚ジャパンフェスもやってます
そうなんです。日本最大級の魚介グルメフェス「SAKANA & JAPAN FESTIVAL(魚ジャパンフェス)2026 in お台場」と同時開催。
去年の第11回では、両イベント合わせて約8万人が来場したと公式レポートに書かれています。8万人。想像してみてください、あたり一面が魚を焼く匂いです。
コンテストの料理を食べ比べつつ、隣で海鮮丼にも手を出せてしまう。楽しいけれど、胃袋には限りがある。どこにどれだけ配分するか、行く前に一度シミュレーションしておくことを、経験者としてつよくおすすめします。
なお、当日のステージ内容や会場マップ、アクセスの詳しいページは、この記事を書いている時点(2026年8月)ではまだ公開されていません。公式サイトで順次出てくるはずなので、直前にもう一度のぞいてみてください。
見どころ1|投票権を持って会場をうろつく楽しさ
このイベントの中心が「国産水産物料理コンテスト」です。
今回のテーマは「地元の水産物の魅力を伝え、産地に食べにいきたくなる魚介料理」。書類審査を突破した8団体が、当日その場で調理して出してくれます。
ここ、けっこう大事なので押さえておいてください。
1食が1/3人前と聞くと「少なっ」と思うかもしれませんが、これは意図的な設計です。たくさんの種類を食べて、ちゃんと迷って、投票してほしいから。つまり食べ比べ前提のサイズなんですね。
だからこそ、ドカ食いは厳禁。少しずつ、何種類も。これが正解です。
そして集計は14:30締め切り。投票までしっかり参加したいなら、午前中にはたどり着いておきたいところ。ここは本当に注意してください。
見どころ2|「売れない魚」が主役になる、たぶん唯一の日
個人的に、いま一番熱いと思っているのがこの話です。
応募条件で使える食材は、プライドフィッシュ、低未利用魚、その他の国産水産物の3つ。このうち低未利用魚について、公式サイトはこう説明しています。明確な定義はないけれど、数量やサイズが不揃い、キズがある、知名度が低かったり地域によって馴染みがない、といった理由で価格が低くなったり流通しづらい魚のこと。
ここ、誤解されがちなんですが。
まずいから安いんじゃないんです。売りにくいから安いんです。
スーパーの棚に並ばないから、私たちがそのレシピを知る機会もない。ずっとそういう循環でした。その輪っかをぶった切る場所として、このコンテストはかなり効いてるんじゃないかと思っています。
会場で「これ何の魚ですか?」と聞いて、帰り道で検索して、次の週末にスーパーの鮮魚コーナーをのぞいてみる。その一歩目が、たぶんここで起きます。
ついでに家庭料理目線でひとつ言っておくと、知らない魚ほど「とりあえず唐揚げ」「とりあえず煮付け」が驚くほどハマったりします。気になる魚に出会ったら、まずはシンプルな調理法から。凝るのはその次でいいと思います。
去年は何が優勝したと思います?
雰囲気をつかむなら、過去の受賞作を見るのがいちばん早いです。2025年11月30日に開催された第11回の主な結果がこちら。
タコス。しかも漁師さんが作るタコス。
並べてみると見えてくるんですが、「郷土料理をそのまま出す」より「その土地の魚を、いま食べたい形に落とし込む」ほうに票が集まっている気がします。丼、サンド、寿司、タコス。どれも家庭に持ち帰れる射程内なのが、レシピ好きとしてはたまりません。
ちなみに第11回では、さかなクンのトークショーや水産海洋高校生の取組発表、鮮魚タッチや貝殻お絵描きといった体験ブースもありました。第12回のプログラムはまだ未発表ですが、料理だけのイベントじゃない、というのは知っておいて損はないです。
出る側になりたい方へ|締め切りは9月7日です
読者の中に漁協や自治体、食品メーカー、飲食店の方がいるかもしれないので、出場側の情報もまとめておきます。
そして特典がなかなかすごくて、グランプリを獲った団体には、受賞料理と使った魚介類のプロモーションや産地への来訪を促す取組の経費として、100万円相当分の支援が予定されています。最終審査に出場するだけでも、1団体あたり10万円を上限とした支援があります。
「うちの魚、もっと知られていいはずなんだけどな」と思っている方は、のぞいてみる価値があると思います。細かい応募要項と注意事項は必ず公式ページで確認してください。
正直に言うと、私はこれが楽しみで仕方ない
なぜ毎年このイベントを気にしているのか。白状すると、レシピの種がまとめて手に入るからです。
全国8団体が、それぞれの土地の魚で、それぞれの答えを持ってくる。しかもそのほとんどが、家のキッチンからそう遠くない料理なんですよ。タコスも丼もサンドも、材料さえ手に入れば真似できる範囲にある。
でも本当においしいのは、たぶん会場で聞ける話のほうです。
作っているのは漁師さんだったり、漁協の女性部の方だったり、その魚を何十年も扱ってきた人たち。「この魚は皮を引かないほうがうまいんだよ」みたいな一言が、ぽろっと出てくる。あれ、レシピ100本ぶんくらいの価値があります。
行けたらそういう話も持ち帰って、この記事に追記しようと思っています。会場でお会いできたら、ぜひ声をかけてください。
こんなところが気になりますよね
お金、どれくらいかかる?
第12回の入場料については、いまのところ公式サイトに案内が出ていません。料理は各ブースで購入する形なので、飲食代は別途かかります。財布の準備は、最新情報を見てからで。
雨だったらどうなる?
屋外の特設会場なので、荒天時の対応は公式サイトの発表待ちです。あと、12月のお台場は海風がえげつないです。天気予報の気温より、体感はぐっと下がると思っておいてください。防寒は本当にしっかり。
子ども連れでも楽しめる?
去年は鮮魚タッチや貝殻お絵描きの体験ブース、さかなクンのステージなど、子どもがはしゃげるプログラムがたくさんありました。第12回の中身はまだ未発表ですが、公式の告知でもスタンプラリーや鮮魚タッチといった体験イベントに触れられています。期待していいと思います。
過去の受賞レシピって見られる?
見られます。Fish-1グランプリの公式サイトには第1回からのアーカイブページがあって、各回の受賞作品をたどれます。予習にどうぞ。
まとめ
日曜1日、それっきりのお祭りです。
名前も知らなかった魚と出会って、「これ、家でも作れるかな」なんて考えながら帰る。そんな1日、今年はどうですか。
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参考・引用元
※本記事の開催情報は2026年8月時点で公式サイトに掲載されている内容にもとづいています。日程・会場・プログラムは変更される場合がありますので、お出かけ前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
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カテゴリ:魚食トピックス(新設提案)
meta description:12月6日(日)、お台場に全国の魚が集まります。第12回Fish-1グランプリ2026の開催日・会場・見どころを、レシピメディア目線でご紹介。食べて投票できる「魚の祭典」の楽しみ方から、コンテストの応募条件までまるっとまとめました。

